それってどうなの

息子が小学生の頃の夢は「シェフ」

 

その夢を応援しようと思い、子ども料理教室の体験に行きました。

 

ところがその教室にがく然。

 

作った料理は「大人でも作らないな」と思うような小難しさ

しかも、材料をそろえるだけでも一苦労のレシピ

 

とてもじゃないけど、家で作ることができません。

 

 

そして、レシピ通りに作るだけのレッスンで、後片付けなどは先生がやってしまう、というものでした。

 

 

あれ?片付けは?と疑問を感じました。

 

 

 

 

月日がたち、娘が2歳ごろ、親子調理体験に参加。

 

そこでは、安全な調理の仕方を教えることもなく、いきなり調理に入りました。

 

しかも、「子供になんでもやらせましょう」という方針で、包丁から火から、何でもかんでもやらせました。

 

ところがです、帰ってからが大変です!

 

 

 

『1回やったことは何でも自分でできる!』と思い込む2・3歳児の特徴があります。

 

ちょっと目を離したすきに勝手に包丁を出す、勝手に火を使おうとする、もう本当に大変!

 

「いい加減にして!」とキレそうになりました。

 

せっかくの調理体験なのにこれでは元も子もないと感じました。

 

 

 

そんな経験から

 

『よし!自分の子供を通わせたい!と思える理想の教室を作ろう!』

 

と思い立ったのがキッズ料理教室の原点です。

 

 

 

 

具体的には

○家で簡単に作れるレシピ

 

○調味料や食材のメーカーなどを指定しなくても、各ご家庭が普段使っているもので作れるもの

 

○危険なものは危険と伝え、安全な方法をしっかりと伝える、そして年齢によって、これは危険だから大人の仕事、ここまでは子どもの仕事、と役割分担をし、家庭で困らないようにする

 

○レシピ通りに作るだけでなく、自分の想像する味や食感に仕上げる力を身につける

 

○作ったら片付ける、という一連の動作を身につける

 

などなど、書いたらきりがありませんが

 

料理教室で子どもたちに身につけてほしいことは、

シェフのような料理を作ることではないです

 

『生きていく上で必要な力』です

 

 

 

なので、まずは、

料理って楽しいな、食べる事って楽しいな、と感じる事

 

そして

自分の食べたいときに食べたいものをパパっと作れる力を身につける

 

 

 

 

それをもとに

 

とにかく楽しく

失敗しても大丈夫大丈夫

 

という和やかな雰囲気の中で料理を楽しめるレッスンを作りました。

 

 

 

また、教室を通して、保護者の方に

『食事作りってこれでいいんだね』

と、思えるような、簡単に美味しく、しかも子どもが食べやすいレシピを伝えることで

 

・毎日の食事作りが苦痛じゃなくなってほしいな

・親子で料理をしてみよう!と思ってほしいな

と、そんな想いもこもっています。